子ども達から「なぜ海は青いの?」と聞かれたとき、スマホを開かずに「それはね・・・」とスマートに説明したいものです。
その時を見据えて予習し、こたえをわかりやすく簡潔に整理しておきます。
こたえ
3ステップで説明できように簡潔に整理すると、以下のようになります。
- 太陽から地球に届く白い光の中には、赤、青、黄色のような様々な色の光が含まれています。
- 光には波のような性質があり、波の長さによって色の見え方が違います。長いほど赤く、短いものほど青く見えます。水には、波の長い赤系の光を吸収しやすい性質があります。
- 海のような深い水の中では赤系の光がたくさん吸収され、残った青系の光が人の目に届くので、海が青く見えるのです。
少し詳しく
太陽から地球に届く白い光の中には、様々な色の光が含まれている
例えば、様々な色のライトの光を重ね合わせていくと、どんどん明るくなり、白に近づいていきます。同様に、太陽の白い光の中にも、様々な色の光が含まれています。
水には、波の長い赤い光を吸収しやすい性質がある
水の分子が赤系の光を吸収しやすいことが、近年わかってきました。
小川やコップの浅い水は青く見えませんが、海のように十分深い水では、赤系の光が吸収されるため、吸収されにくい青系に見えるのです。
「青空が反射するから海は青く見える」という説も、間違いというわけではありません。実際の海では、そういったいくつかの要因が組み合わさって、海の色を決めています。ただし、主な要因は、ここに記載したような赤系の光の吸収だと言われています。
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