Nintendo SwitchのJoy-Con(ジョイコン)のスティックの動作が不安定になりました。
ちまたでは、非公式な「Joy-Con修理キット」なども売られたりしていますが、もし分解に失敗して、公式サポートを受けられなくなったりしたら悲しいので、任天堂さんのサポートセンターに修理してもらうことにしました。
保証期間外の場合、家庭から任天堂までの送料は、こちらの負担になるため、極力安く、かつ頑丈に郵送できるように工夫しました。
郵送方法|クリックポストが安くて手軽(一律185円)
Joy-Conの厚さはギリギリ3 cm以下なので、ざっと調べた範囲では、クリックポストが最適に思えました(2023年10月時点)。
- 送料は全国一律185円と、安いです。
- 郵便局への持ち込みが不要で、ポストに投函できる、という手軽さがあります。
- 寸法や重量に制限があり、厚さは3 cmまでです。
梱包方法
クリックポスト用の梱包時の課題
もしメルカリ等で何度もクリックポストを利用するならば、下記のような専用のダンボールを購入するのが手軽かもしれません。
しかし、私の場合は今回限りだったので、自分で簡単に作れそうな梱包材を検討してみることにしました。が…
…いざ検討してみると、意外と難しい!
厚さ3 cmを超えてしまうとクリックポストでは送れないので、厚さ3 cm以下で、かつ、頑丈に送る方法を考える必要があるのです。
下記のようなクッション封筒も一瞬頭をよぎりましたが、既に故障しているとはいえ、今後も使用する電子機器なので、封筒とプチプチの簡易包装で送るのには抵抗がありました。郵送中、上から重い物を置かれたりしたときに、ボタンやスティックに負荷がかかりそうな気がしました。
厚さがピッタリ3 cmの頑丈な箱が手元にあれば良いのですが、そんなものは無い、という場合がほとんどでしょう。
仮に、厚さ3 cmの箱がたまたま手元にあったとしても、Joy-Con自体の厚さが2.84 cmでほとんど余裕が無いので、Joy-Conを無理やり入れると、スティックに圧力がかかったり、箱が膨らんで3 cmをオーバーしたりする心配もあると考えました。
3 cmよりも多少オーバーしても受け取ってもらえる可能性はありますが、できれば余計な心配は排除して、日本郵便さんのルール内だという自信を持って送りたいところです。
解決方法|ダンボールで枠を作る!
上記の課題を解決するために、ダンボールを活用してみることにしました。
(任天堂ファンならば、ダンボールを活用したいこの気持ち、わかってくれるのではないでしょうか…!(↓))
作り方は簡単です。
まずは、下の写真のような寸法で、ダンボールを長方形に切り取ります。このとき使用するダンボールは、ハサミで切れる程度の薄いもので大丈夫です(厚すぎると真っすぐ切るのが難しいので、薄いものの方が作業はしやすいと思います)。
写真のように、ダンボールの波目の見える断面が長手方向にくるようにしておくのがポイントです(詳細は後述しますが、ダンボールは、波目に対する方向によって強度が異なるからです)。
このダンボールの使用方法はこれから述べますが、幅2.9 cm程度に切っておくことで、封筒の厚さを確実に3 cm以下にできるので安心できます。
Joy-Conは、輸送中の水濡れ防止のために、下の写真のように、ビニール袋などに入れておきます。
次に、前述のダンボールで、Joy-Conの側面をグルっと囲みます。このとき、ダンボールで囲った領域の上下から、Joy-Conが飛び出さないようにしておきます。
囲ったダンボールの端と端は、テープ等でしっかり固定します。
あとは、そのままの向きで封筒に入れれば、完成です。
ダンボールを幅2.9 cmで切り出しているので、Joy-Conが飛び出したりしていなければ、封筒自体のわずかな厚さを加えたとしても、全体の厚さは確実に3 cm以下となります。クリックポストのルール内だと胸を張って投函できます。
以上の入れ方をしておけば、封筒の上に他の物を乗せられたりしても、Joy-Conよりも厚いダンボールが、先に力を受け止めてくれます。
また、上記の向きであれば、ダンボールの波目の見える面が封筒の表裏側に来ます。ダンボールは、波目の面に対して垂直方向の圧縮強度が高くなるように設計されているので、封筒の表裏方向への押さえ付けに対して、高い強度を発揮してくれます。
注意点
以上、安く、かつ頑丈に郵送するために独自検討した方法について述べました。ただし、正式な郵送方法は、下記の任天堂さんの公式サイトに丁寧に記載されています。郵送方法の決定は、自己判断、自己責任でお願い致します。
(参考) ダンボールの強度
ダンボールの強度について少し調べたところ、下記のように、方向による強度の違いを圧縮試験で調べた事例を見つけました
(外部サイトです/2023年10月現在、残念ながらリンク切れのようです)。
上の例では、ダンボールの方向によって3倍以上の強度の違いを確認できたようです。波目の断面にものを乗せた場合、向きを90°変えたものと比較して、3倍以上の重さに耐えられる、ということになります(定量性は、試験条件によって異なると思われますが)。実験的な検証は、面白いですね。
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